メタバースによって学校・教育がどう変わる

はじめてのメタバース(はじメタ)のサポートを行っているwataruです。今回はメタバースで教育業界・学校がどのように変わっていくかということについてお話させていただきます。

メタバース教育はオンライン学習の一種となります。アバターを利用し、ゲーム感覚で楽しく学べことができ、ゲームに慣れている子供にはメタバースは、とても学びやすいといわれています。

アバターを通して、自ら進んでコミュニケーションをとりやすいので、能動的に、擬似体験しながら深く学べるところも利点です。

目次

メタバースを使った学び・教育のメリット

どこにいても良質でハイレベルな教育を受けることができる

メタバースは、インターネットがつながる環境であれば、どんな場所からでも国内外のハイレベルな教育機関にアクセスすることが可能です。地方や郊外に住んでいても、メタバースであれば、一瞬で別の場所に移動することができ、メタバース上にある講義に出席することができます。

メタバース教育は、教育費の高騰対策や感染予防になるだけでなく、教育機会を均等に受けられるという大きなメリットがあります。

危険なことをメタバース上で疑似体験することができる

メタバースなら、危険だったり滅多に経験・体験できないことを安全な場所から体験し、そこから学ぶことができます。

例えば、以前から導入が進んでいた車を例にとってみましょう。車に乗っていると交通事故にあう確率は少なからずあります。いざ事故にあっときには、気が動転してうまく対応できない可能性がでてきます。

そんなときのため、もし事前にメタバースで衝突事故の衝撃・事故後の対応・関係各所とのやりとりなどを体験しておけば、事故にあっても冷静に対応できるようになるでしょう

教育業界・学校がメタバースで大きく変わる

教育にメタバース

教育現場にも徐々にメタバースが広がってきています。足を踏み入れられない場所も仮想空間で再現することにより、実験や調査が可能になるなど、人材育成や研究活動の幅が広がるとされています。東京大学では2022年9月23日にオンラインのメタバース工学部を開校を皮切りに、様々な大学でもメタバース関連の学べる場が増えています。今後もさらにメタバース関係の学部や学科が開校されていくと思います。

阪南大学(所在地:大阪府松原市)国際学部(2024年4月設置)

 メタバースプラットフォームであるZEPETO(ゼペット)内では公開後10日で1万件を超えるアクセスがあり注目されました。受験生を対象としたイベントの実施、大学入学前の学生同士・海外の学生との交流、企業と就活生をつなぐための活動など、幅広く活用を予定しています。

留学もメタバース

メタバースで留学を行う学校も増えてきています。語学力向上には留学など五感で覚えた体験記憶が近道といわれていますが、VR空間では海外にいるような雰囲気を疑似体験することで学生らの会話を促し、実践的な語学力の定着を目指しています。実際にメタバース上で世界中の方と話すことで実戦での英語力を鍛えることができます。

不登校者の方に有効!メタバース登校が広がっていく

自治体と連携し、新たな学びの場の確立を目指している。不登校の状態にある小中学校の児童・生徒の数は、年々増加し2020年度には、令和3年度の文部科学省調査で24万人を超え、約10年前からほぼ倍増しました。そんな中、注目を集めているのが「メタバース登校」です。

東京都教育委員会では、不登校などの支援が必要な子供たちがインターネット上の仮想空間で学習や交流ができるメタバースプラットフォーム「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」を提供することを発表しました。2022年12月に新宿区教育委員会と連携して、同区内の小中学生約30人を対象に試用を開始しました。このような動きは日本各地で広がっています。

認定NPO法人カタリバが運営している「room-K」は、メタバース空間にログインし、教室に入ることで授業が受けることができます。さらに、アバター同士が近い距離にいるとカメラが起動し、コミュニケーションをとることも可能です。

埼玉県戸田市では、認定NPO法人カタリバと連携協定を結び、学校長が認めればメタバース登校でも出席扱いにする方向で進めています。。 “学びの選択肢の1つ”として前向きに考えているというメタバース登校ですが、まだまだ社会の理解を得るには時間がかかりそうです。

メタバースが広がることで教育業界も大きく変化していきます。メタバースの最新情報を理解して進んでいきましょう。

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